当社は、超節水型大便器からの少ない水量でも、効率よく汚物を搬送することができる、特殊排水継手「ステップ継手」(以下、ステップ継手)を開発いたしました。近年、水資源に対する意識の高まりから、非住宅建築物(事務所ビル、病院、老健施設等)への超節水型大便器の採用が増加しております。排水管の合流部分にステップ継手を採用することで、配管長が長く合流個所も多い一般ビルでも、節水化による詰まりのトラブルを減少させることが期待できます。
大便器から流れてきたトイレットペーパーが合流継手を通過するとき、合流部の他の配管へ逆流が発生します。超節水大便器は洗浄水量が少ないため、逆流によって水位が下がり、トイレットペーパーが継手内に停滞することがあります。ステップ継手は、合流部に段差を設けていることで、合流時の逆流を激減させます。これにより、洗浄水量が少ない場合でも、トイレットペーパーは継手内に停滞することなく継手を通過していくことになります。
常識にとらわれずに、設備工事を通じた水資源の節約に貢献してまいります。
従来建物へ水を供給する給水方式には次のものが用いられていました。
直結増圧給水システムは、マンションやビルに適した比較的新しい給水システムで、近年、設置条件が緩和され採用しやすくなった給水方式です。
直結増圧給水システムでは、水道本管より引込んだ給水管を増圧給水ポンプユニットに接続し、ポンプ(ブースターポンプ)で水圧を高めて水を必要な箇所に供給します。
直結増圧給水システムは、受水槽、高架水槽が不要となるため次のようなメリットがあります。
直結増圧給水システムなど、建物のリニューアル時に様々なシステム改善提案を行っております。
水資源を節約し、環境への配慮を行うため、雨水を有効利用する設備として雨水利用設備があります。
都市部の大規模な建物には、都市型の降雨水害を防ぐ目的で、雨を一時的に貯める雨水貯留施設の設置が義務付けられています。
雨水利用設備は、蓄えられた雨水からゴミや砂を取り除き、必要に応じ消毒などを行い、雨水を便所洗浄水や緑地散水用水として再生します。
雨水を有効利用することで貴重な水道水を節約することができます。
雨水利用設備をはじめ様々な水資源節約システムを提案しております。