感染症とはウイルスや細菌をはじめとする病原体が体内に侵入・増殖することで起こる疾患です。病原体として2020年に発生した新型コロナウイルス(SARS-CoV2)やインフルエンザなどが挙げられ、感染症の流行は恒常的な脅威となっています。
感染症は感染者(感染源)、感受性宿主(感染する可能性のある人)、感染経路の3要素が揃うと発生します。これら3要素のうち重要な対策は感染経路の遮断と言われています。
感染症対策として感染経路の遮断が重要です。①手洗い・消毒の徹底や人と人との距離を保つ、②マスクやフェイスシールドによる飛沫拡散防止、などが奨励されています。その他、三晃空調がご提案する、建築設備における感染症対策としては、下記の5つがあります。
換気量を確保すると言っても、適切な量の外気が室に入っているかは見てわかりません。そこで弊社ではCO2濃度センサーによる換気の見える化をご提案しております。
一般的に外気が入っていない室内は人の呼気によりCO2濃度が上昇します。その点に着目し、室内に置いたCO2濃度センサーが規定濃度以上になると、換気を促すアラート(メール)を出すというものです。
手軽に入手できるCO2センサーを基に、窓・扉の開閉など換気量の調整を行うことをお勧めします。換気機器の増設などが必要な場合はご相談ください。※人員密度が小さい室等では本手法は対象外です。
フィルターがあればどのようなものでも良いというわけではなく、感染源を除去するために必要な能力をもつフィルターを選定する必要があります。
弊社では要望に応じて適切なフィルターを選定することができます。またフィルターに付着したウイルスの再拡散による感染対策として、抗ウイルスフィルターもご提案することが可能です。抗ウイルスフィルターは表面に抗ウイルス・抗菌の機能を持たせることで、付着したウイルス・細菌を不活性化します。
いくつかの電機メーカーは、放電現象や紫外線を使用する殺菌器により、ウイルスの不活性化に成功したというプレスリリースを行っておりますが、中には実験条件が実際の空調機に組み込んだ状態とは異なる物があります。このため、殺菌器を設置するだけで実験結果と同じ効果を得られるとは限りません。三晃空調では、建築設備に組み込んだ場合に、殺菌器の効果が得られる様に、最適な使用法をご提案します。
三晃空調では、感染源に見立てた粒子の拡散の様子や、空間における感染のしやすさ(確率を用いて数値化)の見える化をコンピューターによる気流解析によって実現します。感染源の拡散の見える化により、適切な換気量の調整、カーテンなどの遮蔽の設置効果、給排気口の適切な配置をわかりやすくご提案させていただきます。
既存建物でも気になることがあればお問い合わせください。見える化を行い適切なご提案をさせていただきます。
不特定多数が利用するトイレにおいては、便器洗浄時や手洗い時にスイッチや水栓に触れることで接触感染する可能性があります。三晃空調では接触感染の防止対策として、非接触フラッシュセンサーや自動水栓とする事をご提案しております。既存の便器や水栓でも、後付けで非接触型フラッシュセンサーや自動水栓に変更することが可能です。
またトイレの換気は正しく行わないと感染症を広げる原因となります。三晃空調では現地調査の上正しい換気の方法をご提示させていただきますので、お気軽にご依頼ください。