リニューアル工事では、既存設備(配管・ダクト)の正確な位置・寸法情報が必要となります。三晃空調では、3Dレーザースキャナを活用し、正確な空間情報を計測し、リニューアル工事を進めております。
3Dレーザースキャナは、1点のレーザーを周囲に照射し、物体までの距離を計測する装置です。計測データは、空間内の座標(X,Y,Z)情報と色情報(同時に撮影した写真データから付与)を持っています。3Dレーザースキャナは、最大60m離れた物体を計測できるため、高所の配管・ダクトを容易に計測できます。
3Dレーザースキャナで計測したデータ(点群データ)を、設備BIMソフト「Rebro」のデータに変換できます。これにより、Rebro上の配管・ダクトとして編集作業ができるようになり、効率よくモデリング作業ができます。
※モデリング:コンピューター上に、3次元の建物・設備のデジタル模型を作成する事
3Dレーザースキャナを使用した屋上の空調熱源機器のリニューアルの事例です。3Dレーザースキャナで屋上のスキャンを行い、3次元設備BIMソフトで現況をモデル化しました。機器・配管の更新順序は、BIMを用いて、ステップごとに確認できます。
撤去後の状況は、点群データから、撤去される機器を消すことで、容易に確認・見える化することができます。改修後の機器・配管と点群データを合成することで、最終的な更新イメージを確認することができます。
「スキャンファースト!改修計画はスキャンから」を掲げております。お施主様のイメージにマッチし、改修工事がスムーズで安全に進む様、早い段階からの3Dレーザースキャン活用を推進しております。