2015年9月、国連本部において「国連持続可能な開発サミット」が開催され、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。
このアジェンダは、地球を保護しながら繁栄を促進するために、地球のすべての国が行動することへの呼びかけです。
気候変動及び環境保護に取り組みつつ、経済成長を構築、貧困を撲滅し、教育、保健、社会的保護及び雇用機会を含む幅広い社会的ニーズに対処する戦略と指針・行動計画として17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」を掲げ、『誰一人として取り残さない』世界を実現しようという取り組みです。
三晃空調は長年の技術と研究による省エネルギー等で社会貢献を行い、教育研修を一般にも公開するなど地域社会との連携などにより、少しでもSDGs達成に役立つよう尽力しています。
三晃空調はこれまで、空気調和、衛生設備工事の施工を通じて建物の省エネルギー化に貢献しております。
ワッツ・ラボ オオサカSANKO研修センターはその技術と経験を生かしさらなる環境負荷低減への挑戦のため、完全『ZEB』(年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナス)建築物として誕生しました。この研修センターは国土交通省の建築物の省エネルギー性能を評価し表示する制度「BELS」において、5段階評価の最高ランクであるファイブスターを受けています。
学生向けキャリア教育・支援の一環として就業体験のできるインターンシップを提供しています。
また、建設現場での安全意識向上のための墜落制止用器具(フルハーネス)の実装体験やVR体験(現場作業の体験、3DCADで作成した施工図の中に入り込む体験)、弊社が特許を取ったステップ継手の排水試験などをご覧いただけます。弊社はこれらを社内はもとより、広く一般企業にも公開しています。
これらはすべて自社のワッツ・ラボ オオサカ SANKO研修センターにて開催しています。
各種実体験研修風景
インターンシップ、社員や取引先、
それ以外の一般企業も参加
新入社員研修の他、4年目~6年目などの若年層研修や昇格者研修など教育研修に力を入れています。
また、一般財団法人建設業振興基金による建設・設備施工管理CPD制度に全社で取り組んでいます。
この制度は、設備業であれば管工事施工管理技士などの技術者が、必要な能力の開発に資する活動を継続的に行うことを企業として推進するものです。企業は、制度に則った指標を示し、その成果を社会に明示することで公共の福祉の増進ならびに施工管理技士自身の知識および技術の向上を図ることを目的としたものです。
簡単に言えば、CPDすなわち「技術者の継続教育(Continuing Professional Development)」のために、教育プログラムや講習を共有化し、個人が講習などを継続的に受講することで学習し、能力向上を図っている「時間」を単位として「見える化」し、その学習時間に対しCPD単位として付与するものです。
令和3年4月より、この制度のCPDが経営事項審査の審査項目に加わりました。当社も企業として、受講者の人事考課における加点材料としています。
集合研修風景
社員の健康のため年1回健康診断の受診を義務付けています(40歳以上は半日ドック)。
またインフルエンザの予防接種も社員は義務付けており、費用は全額会社負担です。
社員の家族についても補助金制度を設けて費用の負担軽減を行っています。
※現在は全社を挙げて新型コロナの蔓延防止にも努めております。(手洗い・消毒・うがい、マスクの無料支給など)
毎週水曜日に、NO残業デーを実施しています。
働きやすい職場実現のため、有給休暇取得奨励金制度を設けてあり、有給休暇取得1日につき¥10,000、年間最大¥120,000まで支給しています。
育児休業制度を2011年から導入、男性社員の制度利用も高まってきています。
また、えるぼしトリプルスターを取得、女性を尊重した職場で、さらに海外留学生の雇用実績もあり、平等で働きがいのある環境を整えています。
三晃空調は、コンプライアンスを遵守し、あらゆる法律に違反することのない業務の適正を確保するための内部統制システムを構築しています。
企業としてのリスクを回避するために内部監査室を設置してあります。
システム室を設けて、日常的な外部からのインターネット攻撃を防御し、大切な企業情報から社員の個人情報を漏洩がないよう守っています。また、OJTプログラムの中に情報セキュリティ講習を盛り込み、常日頃から社員一人一人のセキュリティ意識の向上に尽力しています。