特殊排水継手「ステップ継手」の特許取得

当社は、超節水型大便器からの少ない水量でも、効率よく汚物を搬送することができる、特殊排水継手「ステップ継手」（以下、ステップ継手）を下記の通り開発し、特許を取得いたしました。近年、水資源に対する意識の高まりから、非住宅建築物（事務所ビル、病院、老健施設等）への超節水型大便器の採用が増加しております。排水管の合流部分にステップ継手を採用することで、配管長が長く合流個所も多い一般ビルでも、節水化による詰まりのトラブルを減少させることが期待できます。今後、さらなるデータ収集、実証実験を進め、2019年までに製品化を予定しております。

背景

排水管合流部の上流側に段差を設けて実施した排水実験では、一般的な配管法と比較し、汚物搬送能力（搬送距離）が向上するデータを得る事が出来ました。そこで排水管合流部と段差を一体化することで施工性を高めたステップ継手を開発するに至りました。

ステップ継手の特徴

排水Y字合流継手の流入部分にステップ（段差）を設置することで、合流部分に発生するバックフロー（逆流）を防止し、汚物搬送のための水量を確保することを特徴としております。

特許情報

発明の名称：排水機構
特許番号：第6273060号
出願日：平成29年6月30日
登録日：平成30年1月12日